アンケート調査結果として、家計と子育てを両立させながら、金銭的にも時間的にも精神的にも大変さが重なり、「思い出不足」になっている状況が浮き彫りになりました。

（アンケート調査について）

NPO法人チャリティーサンタは、2008年から述べ3万人を超える子どもたちに、サンタクロースとの体験・思い出を届けてきました。多くの家庭を訪問する中で、クリスマスにも子どもの貧困があることに気付き、さらにそれは「体験の格差＝体験における子どもの貧困」につながっていることにも気付かされました。

そこで今回、岡山市こども福祉課との協働により、「岡山市市民協働推進ニーズ調査事業」として、ひとり親の経済的困窮家庭等を対象とした「体験」に関するアンケート調査を実施しました。

アンケート結果をみると「経済的な事情などで、子どものしたい経験を諦めさせたことがある」家庭が大半でした。他の家庭にとっては当たり前でささやかな経験を「諦めさせる」という状況は、子どもへの影響はもちろん、親にとっても得も言われぬ罪悪感を感じていることもわかりました。

　今回はそのようなアンケート結果をもとに、企業様からご支援をいただきました。改めまして、家庭の声に耳を傾けてくださったこと、心から感謝申し上げます。